【s10 最終30位】不動スタン
【構築経緯】
シーズン10環境で使用するスタンパについて、以下の条件が必要だと考えた。
①電磁波カミの拒否
②3体目のイダイトウに対する明確な回答
③キョジオーン+カイリューに対する崩し
④オーガポンにどこからも崩されない選出
①について、地面タイプで自然に電磁波を拒否しつつ、後出しからでもカミを対処可能、ステロによって②③、耐久と欠伸によって④も満たせるカバルドンが強いと考え、構築の始点とした。
カバルドンが最も無理なツツミに対して強いポケモンの中で一番圧力が高いスカーフハバタクカミ、
②を満たすポケモンの中で最も適正度が高いと感じた襷砕く礫パオジアンを採用。
④を念頭に置きつつ欲しい要素を詰め込んだ結果、パオに強い水ウーラオス、補完が取れた崩し枠の眼鏡イーユイ、浮いてる枠のカイリューが入ってきた。
最終日にイダイトウの減少とヘイラッシャの増加を感じたため、パオジアンの噛み砕くを草テラバーストに変更し完成。
【個別解説】
カバルドン@オボンの実 砂起こし
テラス:鋼
215(252)-132-176(172)-×-103(84)-67
◇11n 特化悪ウーラの+2テラス強打を66.3%耐え
クッション枠。何体目からでも出てくるブエナカミを後投げから対処できる、眼鏡イーユイと合わせた崩し性能の高さ、キョジオーン系統に対しての腐りづらさ等を評価して採用した。
展開系に対するストッパーは後述の霧カイリューと滅びカミが担っているため、場持ちを良くする怠けるを採用している。
9世代のカバはいつ使っても強いポケモンでは無くなってしまったが、今期は比較的まともに動ける環境だったはず。
テラス:フェアリー
195(228)-×-151(180)-120-120-113(100)
技構成:エアスラッシュ/電磁波/黒い霧/羽休め
◎速め(最速ガチグマ抜き)
浮き枠。トドロクツキ絡みが終盤に増殖していたことを受けて、スケショ+竜舞+身代わりの全てに耐性を持つフェアリーテラス+黒い霧型で採用。
当該構築に対してはかなり活躍してくれたものの、水ウーラオスに後投げしても碌なことにならない、身代わりカイリューなどの電磁波メタが全体的に厳しくなっていた等の向かい風要素も多く見られたため、型に関しては改良の余地があると感じた。
連撃ウーラオス@拘り鉢巻 不可視の拳
テラス:水
207(252)-200(252)-121(4)-×-80-117
技構成:水流連打/インファイト/冷凍パンチ/アクジェ
◎テツノツツミのフリドラ確定耐え
パオジアンの特化抜群テラバーストに対する乱数を妥協し火力に特化させた。
耐久振り炎オーガポンや、両ウーラオスに対する乱数が砂込みでかなり変わる。
主にゴツメカイリューのせいで立ち回りのアドリブ度がかなり高くなってしまうが、一回の読みで試合を終わらせるパワーも持ち合わせているため一長一短である。
パオジアン@気合いの襷 災いの剣
テラス:草
155-189(252)-101(4)-×-85-187(252)
技構成:氷柱落とし/テラバースト/聖なる剣/氷の礫
ヘイラッシャ+カミ+イーユイのような構築にパオを選出できない場合、ラッシャに一生後手を取り続ける上に眼鏡カミに破壊されてしまうため、草テラバ型で自然に組み込めるようにした。
構築経緯で語った通り、イダイトウに合わせる対面駒というコンセプトなので勝ち確盤面を作る氷の礫。
草テラバはラッシャよりママンボウに刺さった(?)
ハバタクカミ@拘りスカーフ 古代活性
テラス:フェアリー
149(148)-×-93(140)-198(196)-156(4)-158(20)
技構成:ムンフォ/シャドボ/パワージェム/滅びの歌
◇HB...綺麗なやつをパクった
◇11n
◎最速ランドロス抜き
スイーパーとして非常に優秀。カバと合わせてカイリューをかなり安定して見ることができるのが魅力的だった(サイクル中のカイリューはカバで砂入れて任意のタイミングでカミ引きが動きとして強い、3体目の舞カイリューには滅びの歌→怠けるで詰め)
ステロによる削りで確定数が変わるポケモンが非常に多く、またカバに対する崩しを切り返す駒としても使えるため、カバとの組み合わせで化けるポケモンだと感じた。
イーユイ@拘り眼鏡 災いの玉
テラス:炎
131(4)-×-100-205(252)-140-152(252)
技構成:オーバーヒート/火炎放射/悪の波動/サイキネ
一番強い。カバと合わせて任意の有利対面を作り破壊する。
そこそこの順位の対戦でも初手オバヒで1体持っていってそのまま押し切る展開がちょくちょくあるぐらいには強力だった。
選出画面での圧力が凄まじく、パオとカイリューが相手のサーフゴーに勝てない関係上、サフゴを強く牽制するこのポケモンは唯一無二の性能を発揮していた。
サイキネでチョッキキラフロルが80%ぐらいで落ちるのが地味に凄い。
【選出(というか反省)】
・対BIG6系統
カバで削ってカミを通したい 相手のウーラとパオをケアする水ウーラ
・対ヘイラッシャ系統
(結構アドリブ)
眼鏡カミをケアするカミorパオ初手置き
もしくはディンルーにイーユイを合わせてテラスオバヒで持っていく
・対キョジオーン系統(語り)
対キョジオーン絡みに対して、初手キョジオーンにカミを投げて眼鏡テラスムンフォをちらつかせつつカバに引くことで相手に毒テラスを切らせ、こちらのイーユイが通る というのが机上論の理想ムーブ。だが実際、キョジオーンの型の多様化によって出てこない試合がかなり多くなった&ウーラオスが水になっていたりカイリューが神速アンコ型になっているなどの取り巻きの脱テンプレ化が想像以上に進んでおり、選出画面での予想通りに進行しないことが殆どで、結局最後まで一定の勝率を確保することができなかった。
最終日のキョジオーンの多さと最高レートから負けた相手もキョジオーン入りだったことを鑑みても、自分が勝ちきれなかったのは妥当な結果。
【結果】
TNねむるくじら 最終30位 レート2117 / 最高2136
うごあつ
最近ずっと言ってるけど、1桁だけ目指してやってると難易度高すぎて頭おかしくなる いい加減卒業したい
あと個人的に尊敬しているプレイヤーにカバルドン使いが多いのに自分がカバを使うとクソ弱いことを少し気にしていたので、初めてカバでまともな順位を残せて嬉しい
何かあれば@phospoke までお願いします・。。・